明石海峡を一望できる坂の多い住宅地に建つ木造住宅。海が見える抜け感のある土地を探されていて、雑木林と畑だったこの土地を気に入り購入された。上下水道の設置や既存用壁の補強、道路幅員の問題を解決する為に新設擁壁を設ける造成工事をおこない、理想の土地を手に入れた。細長い奥行きのある土地ながら１階からも眺望の取れる立地を生かして、12畳のデッキテラスとＬＤＫの大型サッシを連続して設けることで内外のつながりある空間を目指した。白い外壁に木製サッシや玄関扉、デッキテラスの木部がアクセントの外観は、空や海の青と相性がよく時間帯によって様々な表情を見せる。質感のある素材を用いて経年変化を楽しみながら、シンプルにこだわった間取と建物形状のこの住宅は、どこにいても時間と季節の変化、素晴らしい眺望を感じられる。